□月 ●日  No1025 幻想郷グルメ 瓶詰め編


小腹が空いたので、とりあえず豆の瓶詰めを買ってくる。
夜雀がやっている屋台で鰻類といっしょに売っている。
塩味が効いており結構いける。


幻想郷の食べ物に賞味期限がないのは以前触れたが、例外もある。
それが瓶詰めである。ちなみに夜雀の店では鰻のマトロートも一緒に瓶詰めで販売している。
幻想郷に行ったら是非食べておきたい。 


外の世界みたいに食品の保存技術が高ければ問題はないが、冷蔵庫も満足にない幻想郷の場合
食料保存の問題は深刻である。 そこで幻想郷では瓶詰めの食べ物が普及している。
缶を使わないのは幻想郷で物資が不足しているからだ。


ちなむに妖怪退治に勤しむ博麗の巫女たちの弁当にも瓶詰めが用いられる。
野菜やら穀物やら色々入っている奴で殺菌プロセスを魔法で行っているのが特徴だ。
熱湯煮沸よりもより効率的に殺菌できるので幻想郷ではこのやり方が普及している。
長丁場となる妖怪退治では霧雨のご息女が博麗の巫女に瓶詰めを渡す光景も多々見られる。
腹が減っては戦はできないのだ。


瓶詰めを売ってる夜雀が面白いことを言っていた。
博麗の巫女が携行食として瓶詰めを用いるのは別の理由があるらしい。
それは瓶詰めには戦争の為の保存食という謂われがあるためだという。
元々はナポレオンが戦争のために公募した技術だから嘘ではあるまい。


幻想郷では他にも淡水魚の瓶詰めを買うことができる。
また河童から保存用きゅうりでピクルスを買うことも出来る。
結構そこかしこで買うことができるのでとてもオススメだ。
中にはマジックマッシュルームとか妖精なんてものもあるらしいが、まあそれはそれである。


たぶん。