■月 ●日 No6235
創作ではよくあるのに現代では殆どないものの筆頭が魔王復活案件である。
正確にはないわけではない。突然の爆発とかテロとか色々なシナリオで装飾されるからだ。
そして残念なことに出オチで終了する。復活して1日持てばいい方である。
そもそも復活させる要件を揃えたところでほとんどの魔王と呼ばれた連中は疑心暗鬼に
駆られて復活しようとしないのが現状だ。
これはヨーロッパ圏でよくある話で、文化侵略をするプロセスで祀られている魔王は
当然彼らを飾る金銀財宝とかがワンセットで埋まっている。
なので速攻盗掘される。盗掘されたものの中には連中の力の源とかもあったりするので
あっという間に拡散して挙句の果てにどこかへ消滅する。
悪を蹴散らす勇者の剣は ない
あの人を守る魔法の楯は ない
空を駆ける船も ない
もっとひどいと、復活したときには爆発物やら砲弾やらがスタンバイしていて
あっという間に十字砲火を受けるケースである。たまに防御できるケースもあるんだけど
30ミリの機関砲なんか食らったら魔王もあっという間に防御だけで魔力切れである。
だから復活要件を満たしても復活するわけがない
寝ていたほうがマシか、どうしようもない時は亡命っていうのが実態なのである。