□月 ●日  No2628 人口問題がきつい


 幻想郷でも社会問題はないわけではないわけです。
 問題となるのが食糧問題でありまして、食料を増やすには耕地が必要ですが、
 人間は食料が余ると人口が増えるという生き物でありまして、常時不足気味になるという特性があります。
 ある程度余剰がある場合はだいたい機械などを使って極端な省力化が図られた時ということになります。

 
 増える集落の数も問題です。集落は人間の特性上一箇所に収容できる人数は150人程度、それを超えると
 都市部に出稼ぎに行くか、姥捨て山行きのどちらかになります。
 これは人間の脳の特質なんだそうです。そういえば認知されている妖怪も150を超えていますね。

 
 そんなわけですから幻想郷はしばしばインフレーションか異変を起こすかで人口を減らす動きが
 出るわけですが、当然抵抗が増えております。まあそれだけヤバそうな連中を収容しているのですから
 当然なんですが、彼らも生きるためには必死というわけですね。
 

 増えた人間をどうするかって話は割りと懸案です。
 紅霧異変とか氷雪異変とかは実のところ多くの死者を出して、というか冥界への居住者を出しました。
 もっともその理由は先日のダーウィン賞もびっくり、冥界が想像以上に楽で平和だからというものでした。
 死後の世界が見えると、移住目的で死ぬ輩って増えるんです。
 結果的に幻想郷がインフレーションしないで済んだという結果オーライな展開があったりもします。
 やりすぎると、そこもヒトでいっぱいになるんで、その時は別の生き物になってもらうしかないとか。


 ともあれ生き物というものはとても難儀なもんだというわけです。
 私ですか?嫌だなあ冥界移住まではしてないですよ。