2007-06-14から1日間の記事一覧

×月 ×日 No 050 言った後で欝になる話

幻想郷では基本的に妖怪達は里の人間を捕食しない。 これは捕食しない決まりになっているだけではなく、絶えず妖怪達に食料を送り続けているからでもある。 さすがに人間を食わせるわけにはいけないので、クローン技術を応用した豚を送るときがある。 生命倫…

○月 ○日 No 049 アパッチイレブン

幻想郷でサッカーが流行りだした。どうせ熱しやすく冷めやすい連中のことだと思っていたら 思いのほか本格的にやりだして驚いた。 最初は木の実をボール代わりにしていたようだが、すぐに粉砕してしまい当社に発注がきた。 ためしに既存のボールを妖怪代表冴…

×月 ×日 No 048 なんという⑨

列車を走らせていると、よく妖精をはねてしまう。 妖精はすぐに復活するので大丈夫だと説明されたが気分がいいものではない。 そこで列車には障害物撤去のためのスカートがあり、そこはいつも血に塗られているのだ。 と、まあこういう風説を流して列車に近づ…

▽月 □日 No 047 スペルカードを配るひとたち

幻想郷に新しい妖怪がやってくるとき問題は、この異邦者たちに ここのルールを知らしめ、カードを配ることである。 新たに幻想郷の住人になった妖怪たちにカードを配るのはこれまた大変な作業だ。 特に月のニート姫にスペルカードを渡すのは困難を極めたが …

▽月 □日 No 046 スペルカードの話

わが社は白紙スペルカードでシェア40%をとっている。 最近では、妖怪の山など現地で作ることが増えたためシェアは下がる一方だ。 スペルカードのルールははるか昔に作られたにも関わらず、実際に使用されたのは後世のことであった。 これは、スペルカード…