□月 ●日  No1738 博麗の巫女は貧乏なのか?


博麗の巫女の話をしてみる。彼女には貧乏というイメージがつきまとうが実際のところ
どうなのだろうか? 少なくても彼女は食べるに困っているわけではないし、病気になれば
それなりの医療も受ける体制もある。神社が倒壊したら修理される。


世の中にはそのようなことですら厳しい家はたくさんある。
本来の幻想郷の所得からすれば彼女は十分すぎるほど恵まれていると言える。
しかしながら彼女自身自分がどれだけお金を持っていて、本当のところ裕福なのか
貧乏なのかよく分かっていないだろう。


もちろん、そうしたのは理由がある。
彼女が真の意味で守銭奴になれば、メンタル面で大きな弱点を抱えることになる。
それほど貧乏がもたらす闇はとても大きい。
それは妖怪からの防御体制を考えればとても危険なことだ。


ゆえに彼女たちは所得がなくても最低限の生活が可能なようにしておかないとならない。
彼女が買収されないために、彼女が困窮のあまりに隙のある行動をさせないために。


バックアップ体制には予算がかかるが、実は彼女周りの予算はそれほど掛かっていない。
妖怪退治でもらえるお金はそれなりにあるし、お札などの賽銭の一部はプールされて
運用もされている。 運用益もばかにならない。


むしろお金が掛かるのは顕界の博麗神社の方で、宗教法人登録をして
税金はかからないものの管理費用やら、雑草を抜くなどの諸費用が掛かって意外と
お金が掛かっているのである。


もちろん彼女はお金を持っていると全く認識していない。
比較対象も彼女にとっては殆どない。
まあ、お金がたくさんあると思われるよりはマシだと言うことで貧乏と言われても
別にいいやというのが我々の見解だったりする。