□月 ●日  No2246 妖怪だって


顕界の出会い系サイトに妖怪たちが多数登録されているという事案が発生。
河童や天狗たちといったところだが、特に河童の割合が多く頭が痛い。
魂魄は現在、北白河たちの前で正座させられているのでお察し。


幻想郷のエンジニアという河童たち。実際に彼女たちは手先が器用だし頭もよい。
意外と偏屈だが、一回打ち解ければ恋人未満であればこれほどいい友人になれるやつもいない。
八雲商事にはかなりの数の河童が在籍している。ほとんど顕界の人間と変わりないくらいの知的エリートであり、
顕界の人やら幻想郷の住民と結婚しているなんて奴もいる。


まあ、それはいい。
こいつらは現代のコミュニケーション技術にも精通しており、当然のことながら
無料電話サービスとか、妖怪たちが経営する出会い系とかを利用して結構始末が悪い存在だったりします。
ただしこいつらに引っかかると割とすぐにホテルに行けますが根こそぎ持って行かれます。
数日間は戦闘不能にさせられるばかりか、相性によっては病気もうつされます。
幸いにして死ぬってことはないのですが、わかっている病院の先生に診せてもらうと
あーあって顔をするのでわかりやすいです。


私どもとしましては、幻想郷には例の本に載っているような村人さんは
いらっしゃらないということを強く強調するとともに散々騒いで幻想郷に行った挙句
そんな男はいないことに逆切れされても困るということであります。
最近はデストロイヤーに金払って、制圧してもらっておりますので
よろしくお願いします。