八雲商事製端末装置の歴史は当然ながら浅い。 元はどこかのPDA開発していたところを間借りして
作らせていたのだという。コンビニエンスストアやら、ある程度大規模な案件ではそういう使い方を
普通にするので、そんなものといえばそんなものだ。
先日、河童たちが使っていた初期型の端末を触ってみたのだが、意外と軽かった。
もっともスペルカードなどを保存する領域などないし、ほんとうに電子手帳の拡張版
みたいなもので、通話は普通に携帯電話だったから、電池は大量に浪費したという。
今も電池は常時所持であるが、小型化が著しく荷物重量に対する割合はかなり減っている。
なぜPDAを使うようになったのかも聞くことができた。
なんでも紙を使うと妖怪たちが自分の都合よく改ざんしてしまうからだという。
そこで当初は魔術を用いて弄れなくした紙などを使っていたが、あまりに使いづらい上に、
コストを削減するため文字を小さく書いていたという。
そこで現れたのがPDA
PDAは電子情報であり、そう簡単に改ざんすることができなかったため
出来たらすぐに飛びついたのだそう。
最初の頃はPDAを持ち帰って、データを吸っていたが今はネットワークで
リアルタイムでデータを吸い出せる。
昔は命にかけてもPDAを守れだったらしい。
今じゃ随分薄くなったが 最近の機種は折れるのを防ぐため少し厚みが増えています。
私も結構機種変しているんですよ。