朝倉が低燃費弾幕として紹介している潜熱型弾幕生成アルゴリズムを紹介してみる。
潜熱型というのは本来なら無駄な弾幕をこちらのエネルギーとして再利用することで
弾幕生成に必要なエネルギーを削減するというものだ。
それにはいくつかのフェーズがある。
ひとつは見た目だけ弾幕を混ぜることだ。
これじゃ意味が無いんじゃないかと思っちゃいけない。
どうせ、みんな弾幕だと思って避けるのだという。
問題発言のような気がしてならないがそんなものだ。
もうひとつは逆流する弾幕エネルギーの再利用だ。
システムのバグで逆流する弾幕は命中判定をなくすることで安全面の問題の
大半が解決するが、さらにもっとエネルギー効率を高めるためには
自分にやってくる弾幕はふたたびエネルギーとして利用できるようにしておくことだ。
これを使えば弾幕を防げるのではないかという意見もありそうだが
実体としては威力のある弾幕は威力のある弾幕として多少効率が悪くても
エネルギー化するものである。つまりエネルギーを100%使えない以上危険性は今までのままだ。
ちなみに同様の仕組みの中にグレイズと言われるものがあって、実のところ博麗の巫女たちが長時間弾幕を
放出し続けられるのもこの仕組を応用したものだ。
弾幕生成に用いられるエネルギー総量を減らすことは結果的にスペルカードという限られた
容量の中に小さく情報を折りたたむ際に必須のものである。
次回は、スペルカードを二枚貼りあわせて弾幕容量を稼ぐ「バンク」という手法について
紹介したい。