□月 ●日  No2863 普通に死ぬ


 夏場になって、水場にたくさんの妖怪が屯することになっているわけですが
 魚類たちが、水質汚染と酸素不足であえいでおります。
 まあ、水場で一体何やってるんだてめえわ って行動が多いわけですから
 当然なんですが、意外とあいつら頑丈なんだなと思う次第です。


 一応幻想郷って盆地なので、山がちなんだけどそこそこ
 水は手に入るのですよ。もっともひっどい硬水で
 魚が生きるのは川さかなの特殊な奴らばっかり。
 おかげで湯沸し器のたぐいがすぐ壊れること。


 冷たい水が欲しい場合は山に入ったほうがいいのは常識でありますが
 そんなことより、竹筒や瓢箪に入れて超高速飛行をしたほうが
 遥かに有効な手法のようであります。


 で、妖怪の中には身体を濡らしてから高速飛行をする馬鹿がいるのですが
 それは禁じ手中の禁じ手で、ちょっとすると
 すぐに墜落します。 急激に奪われた体温で身体が制御不能になって墜落するんです。
 でその後は熱中症で と。


 墜落したら死ぬって?
 まあ確かにそうか。