八雲商事技術部、ここではあるもう一つの業務が存在していた。
それが八雲商事社員が持つ端末の処分だったりする。
八雲商事社員の端末は結構更新頻度が早い。
通常この手の端末は5〜8年くらいは使うように作られているが
我々の端末は2年程度で更新される。費用がものすごいのではないかと
思われるかもしれないが、大した価格ではないとのこと。
むしろ市販の端末が独自機能が多すぎて高額になりすぎているといわれる。
八雲商事の独自機能は外部実装されるので、実は問題はないらしい。
ぶっちゃけ市販のものでもいけるのだが、壊れやすいので独自仕様じゃないと
無理というか死ぬ。
で、こいつの処分がまた大変だ。
一応専用の処分マシンで穴を開けるのだとか。
開けるのはISOの絡みもあるが、実のところ楔を打つという
謂れがセットで行われる。
専用施術済みってやつだ。
おかげでこいつの価格が偉いことになっている。
故障しても数台あるからいけるが、結構大変そうだ。
端末を捨てるだけで数日かかるって社員がぼやいていたから
恐ろしいことです。