キタシラカワチユリ
岡崎が偵察任務特化に対して北白川は後方支援特化となっている。
ベースシステムは岡崎のシステムを踏襲しているが、電力周りの構造は
最新型となっており、一部カスタマイズされていることがわかる。
問題は、同じだと思ってチェックをしてしまうと挙動の違いが発生することだ。
観測系は岡崎のシステムを踏襲しており、インターフェースに互換性がある。
通常魔術はコアまわりを人によってカスタマイズさせているのだが
岡崎の魔術は、仮想環境でほぼ全員の環境を画一化してから
同じ術式を通す構造になっている。 この方法では技術の踏襲が容易だが
大魔術が使いにくいという弱点もある。
この方式は、いわゆる幻想郷の外で安定して魔術を運用するためには
ほぼ必須の技術となっており、ほとんどこの方式しか普及していない。
後方支援といっても通信や分析などに使えるというもので
ロジはまったく別の方式で送られる。
ロジの仮想化は現在研究中だが、当面は厳しいだろう。現状でも
そこまで大きな物体を安定して運ぶのは困難である。