□月 ●日  No4371 事故対応


 最近は事件やらなにかあっても極力干渉しないことを重要視するようになりました。
 いやね、外見は色々演出できるんですよ。野暮ったくすることだって容易。
 だけど、ドンパチした時の身のこなしはそうはいかないわけですよ。
 しかもこっちの正体に気づいた関係者が毎度毎度顔を青ざめるのも
 いい加減困った話なんですよ。


 何かしらトラブルが起こると、やっぱり妖怪変化も社会の一員なので
 一応対応はするんですね。または犯罪の被害にあうときもあるんです。
 一例をいいますとバイクを使ったひったくりがありました。
 普通なら逃げられますが、結果は違いました。
 意思を投擲して、バイクに命中、転倒させたわけです。
 相手は大けがし、事故扱いになりましたが普通に考えればあり得ません。
 それこそプロ野球選手でもなければ不可能な話です。


 やばかったのはバイクに当たった小石は速度にして150キロとのことでした。
 人間業ではありません。本人は加減しているのは明白でしたが
 事故扱いにするには苦労しました。ただの自爆事故扱いになりましたが、
 相手方のけがが想定外なので、気が気でありませんでした。


 このように何かしらの犯罪やら事故に巻き込まれると
 いろいろ頭が痛いわけです。まあ事故は防げませんし、相手に悪意があれば
 対応は不可能ですからみんな結構自制しているんだと思うんですけどね。