◎月 ★日  No284 博麗に関するお勉強


博麗の巫女に関する情報を熟読してみる。
彼女は天衣無縫であり、同時に物事の本質を瞬時に見抜く力があるらしい。
私は博麗の巫女をいわば自分を映す鏡だと思っている。 
彼女を冷たい人間と思うのは自分が冷たい人間だからであると思っている。


巫女については朝倉も別の角度から評価をしている。
「博麗の巫女が恐ろしいから彼女には無知のままでいてもらおう」
という思惑が働いていると言うのだ。
妖怪である朝倉ならではの視点であろう。
ここで重要なことは、博麗の巫女は決して愚かではないということだ。
その証拠にスペルカードルールでは、博麗の巫女は
妖怪を退治こそしても「殺害」はしない。
妖怪が自然界のハブである事実をどこかで理解していることにはなるまいか?
そして彼女が頭のうよい天才肌であるからこそ
知識を得て、何かしらの使命感を得てしまうことをどこかで恐れているのではないか?
使命感を得てしまうことは、同時に力の暴走を引き起こすリスクが増大する結果となる。
隙間妖怪の肩を持つとすれば、そういう事情があるのだろうと言うのである。


どちらにせよ。博麗の巫女に関してはその存在自体が謎の部分が多すぎる。
彼女については常に油断なく接することを心がけなくてはいけないだろう。