○月 ■日  No320 幻想郷を支える資金


横田空軍基地からフロリダを経由、米帝の専用機で一路カリブ海
大英帝国ケイマン諸島は法人などの所得に一切の税金がかからない
タックスヘイブンである。
そこに集まる多額の金はブラックマネーも多く、それゆえに顧客の資産は
徹底して防衛することを由としている。
そこには幻想郷運営のための資金の一部が存在する。
妖怪たちの幻視力などにより集められた資金がプールされる場所と言える。


一度休暇を兼ねて楽園を体験すると良いと言われて、ボスたちと一緒に同行させてもらった。
初めてファーストクラスなるものに乗ったが、落ち着かないったらありゃしない。
ボスにあまりきょろきょろするなと言われたがどだい無理な話だ。
紅魔館とはぜんぜん違う、調度品から何から何まで次元が違いすぎる。


警備の中に妖怪の姿も目撃する。ここでは人間も妖怪も関係がない。
銀行の中に博麗大結界のミニモデルを発見する。 
傀儡の術などで人間がリモートコントロールされ
口座を解約することを防ぐためのものらしい。 
お金を守るためのありとあらゆる手段が集められていて
大いに参考になった。 色々と応用が利きそうである。 
ボスの護衛の明羅女史が「このときくらいは仕事を忘れろ」と言うが、
すいません、社畜なので無理です。


結局リゾート気分どころか、月並みのお土産を買うに留まり、
岡崎から女の子の水着も見なかったのかと言われ
しまったと後悔するも時すでに遅しである。 
いつもお世話になっている幻想郷の妖怪たちにもお土産を買ってきた。
ボスが呆れた表情をしていたが小市民なのだから仕方ない。