□月 ●日  No1001 秘封倶楽部幻想郷入り


メリーとレンコが社員研修を終えて合流。 あまりメンツが変わらないものの
新体勢スタートとあいなった。
他のメンツと違う点は幻想郷の説明が殆ど要らないということ。
何しろ彼女は一度幻想郷へ自力でやってきているのだ。
本当言うと、隙間妖怪が黙ってないと思うのだが、問題は無いだろうとボス。


正直お守りは疲れる。 とりあえず安全な妖怪たちと面通しする必要があるので
かつての私のように香霖や上白沢たちに挨拶することにする。
問題は自称現人神の扱いだ。 まさか居なくなったと友人がここにいるとは思わないだろう。
だからこそ気が重い。


ええ、香霖堂の扉を開けたらいましたよ自称現人神が。
で、なんで普通に久しぶりとか和気藹々としているの。
悲壮感とかそういうのは何処へ行ったの。
どうやら、全ては私の杞憂だったらしい。 
挙げ句何を言うかと思ったら、何だ幻想郷に居たら見つかるわけないじゃんだった。
幻想郷を外国のどこかだと思っているのだろうか。
浅間といい最近の幻想郷に対する考え方のギャップについていけない。


ブレザー兎の姿を見つけたら、メリーが見たことがあると言う。
どうやら月面の結界の中身も分かるらしい。 こいつらかなりヤバイ。
ブレザー兎が明らかに警戒していた。 
警戒したい気持ちも分かるが、そういう能力の持ち主だと説明したら何か納得して貰えた。


レンコが勝手にあっちこっち移動して困る。
スペルカードもないのだから弾幕戦に巻き込まれたら絶対死ぬのに怖さというものを感じないのだろうか。
自称現人神が恐ろしくマイペースなのは彼女の気質だと思っていたけど
認識を改めないといけないようだ。完璧にジェネレーションギャップだと認識しないと駄目みたいだ。


同時に妖怪とすぐに仲良くなれるのはスバラシイの一言だ。
案外一番手の掛らないメンバーかも知れないと思い始めた。
はてどうなることやらである。 


何か果てしなく疲れた気がする。 帰って栄養ドリンクを飲み干すことにした。
ああ、ジジくさい。