□月 ●日  No1231 新年の抱負

新年を会社で過ごすのは色々な意味で複雑な気分である。
実家から一度帰れと言われているので明日あたりには帰省しないと駄目だろう。
霊能局の草蓮がヘリで自宅まで送ってくれると言ってくれたので
言葉に甘えて近所まで送ってもらうことにした。 さすがに自宅まででは親が驚いてしまう。
交通費も考えるとバカにならないのだ。


会社もほぼ通常営業のため、ボスをはじめとして大体の面子は出社となっている。
家族の関係で実家に帰っている人以外と大体の挨拶を済ませる。


昼休みに皆で初詣。全員で絵馬を書いて今年の抱負を書いたのだが
私もそろそろいい加減身を固めろというアドバイスがあり、まじめに交際相手を
探さないといけないと感じている。幸い周辺には女性が多い上に美人さんも
多いのであるが、きっと理想が高すぎるのが原因だと自分で勝手に納得している。


岡崎の絵馬は普通そのものだ。 
自分のやってきたことに一定の評価を得られた彼女は
このまま自分の暮らしが続くようにと願っている。
一方で北白河は、そろそろ家庭を持ちたいと願っているようだ。
一緒に暮らしている岡崎がどうなるのか?
案外私は岡崎の方が早く結婚すると思っている。


魂魄の絵馬は自己研鑽のことで占められている。
明羅女史も同様だ。 読んでいて何とも思わない。


新人メリーや蓮子は早く仕事を覚えて前線に出たいと書いている。
少々複雑な気持ちになるが、思った以上に早く出られると思う。
一方で浅間については鬼に飲み比べで負けたらしく、もっと酒の味を覚えると
言っていた。 確かにコノハナサクヤの能力は彼女を酒豪にできるが
利き酒には向かないようだ。


さて、問題は朝倉だ。
「自分を安売りしない」と書いてある。
どう見てもお前が言うなって発言で色々コメントしがたい。


しかし、最近の絵馬で幻想の世界に行きたいと言う者が結構いるのに
驚いた。 そんなに行きたければ止めはしない。
どうせそこに行って生活できないのは見えているのだから
まだ社会的インフラがしっかりしているところで頑張った方が
良いと思うのは気のせいではないだろう。


朝倉はそれは幻想の世界の現実を知っているからだと言っていた。
違いない話だ。
今年も頑張って仕事をしたいと思う。