レンコとメリーも最近幻想郷になれてきた。
とはいえ彼女達もかなり苦労していることは知っている。
彼女達は幻想郷に行くことは多くはない。ちょっと考えればわかるのだが
やはり幻想郷はデッドゾーンである。
まず彼女達に起こったのは便秘がちになったと言うことである。
幻想郷のトイレが利用できないため我慢してしまうからである。
現地法人に到着すると彼女達はトイレに駆け込んでいる。
気持ちは分かるし、中々大変だ。
清潔なトイレに慣れた彼女達に幻想郷は過酷すぎる。
食べ物については想像以上に慣れが早かった。
もちろん食べ物は大きく制限されているのだが、対処方法も
同時に見いだされているので、グルメ感覚でものを買い食いしているみたいである。
駄目な場合は現地法人で弁当を作って持って行っているようだ。
一応、全部食べきることを勧めている。 そうしないと何者かに
弁当を盗まれて得体の知れない味覚を覚える可能性があるからだ。
彼女達にとって一番の敵は想像以上の不眠だったようだ。
昼間は眠くて仕方ないらしく、よく欠伸をしている。
理由は分かっている。すきま風だらけすぎて現地で寝ると寒いからだ。
彼女達は眠いときは現地寮で寝ているようにしているらしいが
いかんせん幻想郷基準なので高気密高断熱の顕界と比較すれば寒いと言われて仕方ない。
あまりに眠いと言うので、お昼にコーヒーを飲んでから20分ほど寝ることを勧める。
20分というのがミソで、極端に深い眠りになることなく確実に昼寝できる。
一応、美鈴女史のテクニックだ。 彼女はずっとシエスタしているように見えるが
実は20分ごとに起きている。 20分を越えるとノンレム睡眠に移行して
そこから起きると無理が生じて頭痛などの症状が出るらしい。
いずれにせよ彼女達はよくやっているというのが個人的意見だ。
なお浅間は例外だ。彼女は生まれるべき場所を間違えたと思う。