□月 ●日  No1636 香霖堂より危険


エレンの魔法店。魔法店といっても売っている物は砒素や水銀と言った魔法に必要な触媒から
冴月が使いそうなAKなどの銃火器なども売っている物騒なところである。
彼女に言わせれば金さえ積めば何でも揃えると言っているがそれについてはほぼ間違いないだろう。
香霖堂と根本的に違うのは、これらがすべて機能する点にある。


最近ここにクソ仙人が乗り込んできて、一体何処からこれらを手に入れたんだと迫ってくるのだという。
彼女の商品入荷ルートは一部八雲商事の物を利用しているが、独自ルートも多く
その中で地獄から入荷したような危ない商品が多々あるからだという。
地獄との縁が怖くて商売やってられるかと言うが、彼女があっちで何と言われているか
確認した方がいいように思う。


ソクラテスはもし喧嘩を売ってきたら徹底抗戦するとニコニコしながら言っていた。
「怪力乱神」の鬼や、全てを萃めるという鬼が攻めてきても最低一週間は耐えることが出来ると
豪語する。 ある意味とんでもない設備を隠し持っていると言えるだろう。


売り物の中で霧雨のご息女が使っているような八卦炉も置いてあった。
ただしサイズはミニと言うよりはずっと大きく。出力数値が書かれていたが、
これがどれだけの代物か分からない。
「業務用」と書いてあるので、たぶん人が使う代物ではないのだろう。
エレン女史に効いたら燃料電池とかの類で家の動力用だと言っていた。


こんなものがあればクソ仙人が仮に喧嘩を売ってきても、追い返すことすらできそうな気がする。
ソクラテスが、いざとなったら要塞を一個買ってきて幻想郷に配置するだけだ。
と言っていたが、ある意味ここの住人は本来なら博麗の巫女に退治された方が
幻想郷にとって有益なのではないかと思うのである。


たぶん、こいつらは御札に銃火器で対抗しそうだが。