□月 ●日  No1677 人の噂も


人の噂も七十五日と言うが流言飛語というのは毎度毎度頭が痛い問題なわけで
アナログな伝達手段が主流である幻想郷の場合は一度ついた噂は時間差で
こちらに降りかかってきたりと頭が痛い問題なわけで。


人の噂や喋りを無理矢理キャッチすることは一応可能である。
天狗たちを大量に雇って、彼らの能力を一定面積に押し込めて噂のたぐいを
収集する。まさに幻想郷版エシュロンである。 会社ではビックブラザーと
敢えて言っている。


うちの会社に関する流言飛語というのも一応あるにはある。
まあもっぱら物資に対する不満なのだが、こちらとしても商売だし
毎度毎度同じメーカーや同じ品質のものがくるわけでもないわけで
それに対してはあまり反論できないところではある。


ただ、一つ言えることはきちんとした信頼関係を築いていると
噂というのは必ず打ち消しあってすぐに消えてしまうものなのだということだ。
と、ある情報を探すのにビックブラザーを使ってみたらわかった次第。
不思議なのは詐欺師兔に情報が伝わってそこから広がり出すと
突然リンクが切れ出すと言うことだ。 すごいぞ詐欺師兎


顕界の場合はネットを使って情報が流れるが、一度ついた認識を
広まるのも早いが消えるのも早い。故に顕界と幻想郷では噂の広まり方の
違いに注意しないとならないだろうとは思う。


それにしても、人間というのは信じたい情報だけを信じたいのだなと
更新記録を見て思う。 
困った話だ。