□月 ●日  No1694 腕をかじられながら可愛いですねって言ってもだな


仙人が飼っている巨大ペット でかいわ世話めんどくさいわ
碌でもないやつらである。 人間型にならないため妖怪たちのインフラも
利用できないと来ている。


本人に言わせれば飼ってるんじゃなくて友人であり、協力関係だと
主張しているが、その食べ物はどこからやってくるかを想像して欲しい。
まだ人間のメンタルを食って生活している多々良多々良小傘や自分の食物は
自分で稼いでいる風見女史とかのほうが一億倍はマシだろう。


妖怪の山限らず、世の中には主と言われる巨大動物が存在しており
そいつらは写真や観測技術の進歩によって幻想郷へと逃げてきたと言われる。
なぜなら彼らは人間たちの欲望によって真っ先に狩られるからである。
かれらを幻想郷に送り込むことで、主たちがもたらす土地への守護を
確保しながら、彼らには安心して隠居してもらおうというコンセプトだった。


彼らがどのように生活しているのかがどうしても謎だったが
まさか仙人が飼い慣らしているとは思わなかった。
しかも、そのせいで土地への守護に関するリンクも切れつつある。
顕界で彼らの存在を忘れてしまえばリンクが切れるのも当然なのだが
どう考えても幻想郷の方が生活しやすいってのいうのもあるのだろう。


それにしてもペットの上にのって移動するのは危険すぎるので止めたほうが
いいだろう。朝倉の話だとペットの上に乗っているようで実は本人も
彼らの動きに合わせて飛行しているのだという。そうしなければ鷲も失速だ。


まるで電車の中で飛行していたら電車が動き出して、結局電車と同じ速度で
空を飛んでいた間抜け妖怪である。さっさと着地すればいいだろ。


それにしたって、この仙人は何匹ペットを飼ってるのかよくわからない。
霧雨のご息女の話だと巨大な鷲がいたというし、雨を降らせて大迷惑を
振りまく龍の子供を引き連れていたとか、大猿をつれていたとか
まあ色々ある。 あとで事情聴取しないとならないかもしれない。


あと、博麗の巫女は修行の甲斐なく完全に元に戻ったことをここに記しておく。