□月 ●日  No1694 破壊活動でなくてよかった


岡崎のマンションの二つとなりに最近不審な動きがあるらしい。
曰く、住民の一人が明らかに一人分ではないコンビニ弁当をたくさん買ってくる。
曰く、いろいろな男が出入りする。
曰く、なんか妙な話し声が聞こえてくる。


一応岡崎は北白河と二人暮らしである。あまりいい状態ではないことは
間違いないと思う。
中で一体何が行われているのか。


岡崎は中で何か儀式をしているのではと言っている。いや、それやるのは
あなただけだろうと思う。
野郎の数は5人とかだそうなので、だいたい何をしているのかは何となく
見当はついている。
ふたりの貞操も危ないということもあって、とりあえず警察に通報しようか
という話も出た。


ここで魂魄が出勤。 オレオレ詐欺にあったと言われた。
あれはまだ幻想入りしていなかったのか。
笑えるのはこの先。電話番号をさらしていたらしい。
ボスが、なにかを感づいたのか じゃあ調べましょうと言い出した。
嫌な予感しかしない。


そして嫌な予感通り発信場所はやっぱり岡崎の部屋の二つとなりだった。
警察に突き出すべきだと思うのだが違法すれすれの方法で証拠を押えたため
今のままでは受理されない。
ボスがニヤリとしながら私に任せなさないと言い出した。
岡崎の家の二つとなりのドアの前で、彼女はドア抜けをして見せた。
そうだ。 幽霊だったんだっけ。


結局、色々疑問は残ったが問題は解決した。
ボスは軽く脅しておいたと言ったが。 まあ深くは触れまい。