□月 ●日  No1735 小兎姫ゾンビ対策訓練施設に愚痴る


今日は出張先のホテルからモーニングコール。
バイキング形式とは言え毎度同じような朝食を出されるサービスに辟易しつつ
今日の訓練内容の確認をすることに。


米帝の人はゾンビが大好き。というわけで彼らは幻想郷の技術を応用して
ゾンビ映画の世界を仮想体験するものを作ってしまったわけで
彼らはどれだけゾンビが好きなのよと呆れかえることしきり。


比良乃たちと一緒にやってきたゾンビの世界体験システム。
結界を使って特定場所に幻想郷みたいな場所を造り、そこでゾンビ対策を
しましょうというものだが、要は暴動鎮圧のテストみたいなものを
軍隊が退屈しないようにと作ったという感じ。


正直なところホラーのお約束がないゾンビ対処というのは幻想郷で妖怪と
対峙するより楽だったりする。
まず銃火器でゾンビと対処するのがそもそもの間違いで、基本的には
榴弾などを使って破壊するのが正しい対処方法だったりする。


本来なら疫学防御的観点でものをみるべきであり、普通、基本は逃げの一手だ。
まとめてナパームなりC4で吹き飛ばす戦いに終始することになる。
地味すぎる。 私たちの戦い方は弾幕戦なんだろうけどゾンビ相手に
やりあうというのは大体そんなものなのだ。


ちなみに地上に降りて戦うのは愚の骨頂だ。
多くの場合はヘリコプターからちまちま攻撃する。
または航空支援を用いて爆撃するっていのが基本戦術だ。
私たちは当然空を飛ぶ訳ね。


まあ、自動車のエンジンも掛かるホラーの世界ってある意味退屈だったりするけどね。
明日は帰国してしばらく寝る予定。 夕飯だけ理香子に付き合って貰おうかしら。