□月 ●日  No1746 疑問に思ったことはないか?


八雲商事の飲み会と幻想郷の飲み会どっちがマシか聞かれると答えに詰まる人は
絶対多いはずだと思う昨今。
幻想郷で突発的に発生する飲み会の現実をここに記しておく。


幻想郷で飲み会が発生するのはほぼ突発である。博麗神社には妖怪が数多くいるので
食い詰めた妖怪が話を聞きつけて、食べるために寄ってくる。
お酒も入るが、食べるタイプとお酒を飲むタイプは両極端である。


もちろん基本妖怪たちは飲み会の席ではおとなしい。
当たり前だ。博麗の巫女とか妖怪たちよりもヤバイ奴等がうようよいるのだ。
こんなところで暴れたら命が危険にさらされること位百も承知である。
しかも彼らは下手をすると絡んでくる。 絡まれる前にいかに距離を取るか
話しを合わせるかどちらかになる。


お金を持っている妖怪は命を守るために会費を払っている。
お金を持っていない妖怪はそもそも距離を取る。
ちなみに会費はまあまあ妥当な額であり、酒代もつまみ代もうちの会社の予算から
出ているため、博麗の巫女にとっては全額とは言わないまでも収入となる。


中盤くらいになってくるとぐだってくる。食べるものを食べた妖怪は
その場を離れ、文字通りいずこかへ消える。妥当な判断だ。
飲み会は夜通し行われる。三次会とかになれば妖怪すら即死級だ。


最後の方で妖怪の数人が後片付けをはじめる。 片付けができていないと
博麗の巫女が暴れるという説があるからだ。暴れる前にすべてをなんとかしないと
いけない。故に、彼女たちが起きたときにはすべて片付いているのだ。
大量のゴミとともに。


笑い事じゃなく、これが幻想郷における宴会の真実だ。
つまるところ最後はみんな大変だと言うことである 主催除く。