先日冴月のところに泥棒が入ったそうなのだが、色々コメントしがたいことになったので
取り上げてみようと思う。 嫌な予感はほぼ完全に的中している。
冴月の家は一応あるにはあるのだが、彼女は殆ど帰宅しない。
住所の確保のために用意しているところで殆ど生活感がないところだと聞いている。
で、久しぶりに冴月が家に帰ったら硬直している泥棒とうっかり鉢合わせにあったらしい。
まあ、硬直している理由はわかる。中が殆ど武器庫になっているのだから。
ずっしり重い武器を持ったまま泥棒は硬直していた。
本人の中で危険という信号がガンガン鳴り響いていたのは間違いないだろう。
情報では娘の一人暮らしだったはずである。
泥棒は一人で行う物ではなく、下見専門の奴から情報を買ってこうして泥棒にやってくる。
不在が多い上に鉢合わせになっても大丈夫と踏んだのだろうが、中を見たら
殺風景な部屋に拳銃やら色々置いてあったわけだから泥棒が硬直するのも無理はない。
なにしろテレビすらないのだ。
泥棒の台詞も面白い。 あのう、これはあなたの持ち物でしょうか?
だそうだ。
言いたいことはわかる。私でも最初は否定したくて仕方なかった。
次の瞬間泥棒はあっという間に取り押さえられた。
軍隊出の妖怪である。泥棒を捕獲するのはわけがないらしい。
冴月は、一応発射できない様になっているから大丈夫と答えたが
たぶんそれは答えになっていないと思う。
これは本物ですと言っている様な物だ。
ここで朝倉に連絡が入ったらしい。警察を呼ぶのは流石にまずいとわかっているようだ。
もちろん普通のである。
ここで婦警さんが到着したように泥棒は見えただろう。
もちろん婦警もグルである。婦警の姿をしたそれは婦警モードの小兎姫なのだから。
かくして尋問が行われたがほとんど拷問に近い状態で一応背後関係を調べられたあげく
釈放となったが、その後奴がどうなったのかわからない。
南無〜。