紅魔館のキッチンの老朽化が激しいので新調することが決定。
紅魔館には主人以外にも多数の従業員が働いており、その人のためのキッチンが
結構老朽化しているとのこと。もっとも掃除が行き届いているので、端から見ると
交換するほどのものなのかと疑問に思うが、実際には蝶番が外れていたりと
結構酷い状態である。
さて、幻想郷ではシステムキッチンなんてものは無いと思うかもしれないが、
実のところ作り方は顕界のものと変わりない。
米帝仕様のキッチンは歴史が古く、幻想郷に持って行ってもあまり問題とならないのだ。
勿論一部の修正も必要となるが、微々たるものだ。
天板は大理石なので流用する。交換するのはキャビネットの部分だけとなる。
この辺は手先が器用な妖怪に頼むとして、問題となるのはむしろ接着剤とかの部分である。
金物類は、こればかりは幻想郷で手に入れるものでは追いつかないので、輸入する。
ステンレス製のベアリングを用いたレールを用いて、扉ではなく引き出し製にすることに。
幻想もへったくれもない造りだが、顕界のこのタイプのキッチンも実質ないので問題ない。
補修を繰り返したボウルも外す。ボウルは琺瑯製なので表面の補修をすれば引き続き使えるため
別の部分に流用する。 値段が高いから流用できるものは流用しないとだめ。
蛇口類についてもクリーニングの後流用となっている。
予算に余裕があるのではないかと言いたいかもしれないが、紅魔館のキッチンは賄い用含め
複数あってしかも全部やたら広いのだ。従業員数を考えれば当然ではある。
キッチンの新調は流れ作業で行い、一週間で終わる予定。一カ所づつ直していく形になるので
面倒であるが、できあがったキッチンからは歓声が上がるのでよしとする。