米帝から運び入れた家具類を幻想郷に運ぶための手配をする。
通常ならノックダウンつまりバラバラのパーツのまま運ぶのが体積上望ましいのだが幻想郷で入手しづらい
接着剤の類を使うしかない関係で顕界で組み立てて半加工状態で送る必要がある。
コンテナに入れるとかさばって仕方ない。
関係者にはいかんせん人気のない商品である。
幻想郷に輸入物を持っていくのは文化的問題を考慮したり国内法の絡みがあったりでとても頭が痛い。
紅魔館の蛇口についても損耗交換分については顕界の国内法に準拠しないとならず、可能な限り修理で
カバーしないといけない。幸いにして紅魔館で用いられるような蛇口の類は、顕界なら
インターネット本屋の通信販売でワンコインで購入可能であり、隔世の感がある。
最近なら八雲商事の名前で買うより現金仕入れ伝票一枚書いて、インターネット通販したほうが
はやいというどうしようもないことが起こっている。これだと国内法の縛りはインターネット通販会社に
全部肩代わりできるので個人的にもこちらが便利だと思っている。
実際問題として、八雲商事で部材を手に入れるのもいろいろなやり方があるのだが、
原価よりもネット通販が安いとなったら、交渉したり、だめならネット購入なんてことも大いにある。
最近は会社事務所にネット通販の段ボールが山積みなんてこともある。
ただ、このやり方をとると一連の開封作業は自前でやるしかなくて結果的に残業の原因となる。
あくまで個別対応用としないとならない。
困るのは最初から個別対応前提にしてくるやつだ。前は自称現人神だが最近は幻想郷暮らしが長いため
新しいものがわからないらしく大分やりやすくなった。
もっとも問題となるのが糞狸である。彼女相手ではどうしようもない。糞狸は霊能局の連中に商品取り寄せを
頼むケースもあってこれまた頭が悪い。
現状では色々対処の仕様がなく困るのが実情だ。
現在小兎姫からも苦情が来て対処に苦慮している。
