□月 ●日  No2157 あるのと使えるのは違う


自称現人神がまた怪しい商売を始めるというので突っ込みを入れに行く。
問題の現場に行って真っ先に違和感。
しゃべると何やら声がおかしいことに気付く。
言いたいことはわからんでもない。実はこの声の原因はヘリウムガスである。


ヘリウムも大量に吸い込めば危険なので即外に出たが、
やろうとしていることは概ね見当がつく。
しかし幻想郷でヘリウムガスの需要なんてあるわけがない。
風船は幻想郷でははやらないし、第一事故の原因で実質禁止みたいなものである。


なんでも少量ではあるが、灼熱妖怪の処理の副産物でヘリウムが噴き出すらしい。
本当にそうなのか色々怪しいので割愛したいところだが、問題は別なところにある。
自称現人神はこの余ったヘリウムを顕界で売って儲けようと画策しているのだ。


確かに米帝のヘリウムガスの産出量は減少の一途であるから、言いたいことはわかる。
そもそもどこから情報を得たんだとかとかはおいておいてもたぶん天狗たちが使っているネットで
情報を得たのかなとか色々検討はつく。


ヘリウムを売れば一躍大もうけできるというのが彼女の言い分だが、
タンクを運ぶ費用とかはどうするのかとかいろいろ突っ込みを入れると。
スペルカードで格納すればいいじゃないとアグレッシブな回答。
いや、スペルカードをどうやって展開するんだお前は。


イデアはよかったが一応今回は没。 
コストが割りあわないよ。これでは。
てな話は幻想郷を見ると結構あります。 
海底に沈んだレアアースみたいなものです。