□月 ●日  No2252 妖怪はなぜ人を食うのか


妖怪と関係を築きたいこういうアホはいつの世にもおりまして
毎回頭が痛い話でありますが、今回はその辺の話をしておきたいと思います。


幻想郷の妖怪って少女の姿をしているじゃないですか、実際にはトンデモナイ年齢であることが
多い訳なのですが、そういう妖怪が老猾なのかというとそうでもないわけでありまして、
つくづく外見に引きずられるんだなと思う昨今であります。


とはいえ幻想郷の娘で問題となるのはやはり年数が経っても外見が変わらないことでありまして
全ての事情を知っている人でなければ長い期間付き合うことができないことであります。
妖怪の中には内面的変化をリセットするなんてこともやる場合があります。
これをやることによって彼女たちの心理的負荷を減らしましょうという意図があるわけです。


しかしこのやり方はあくまで妖怪側の事情です。妖怪に恋した人間たちはそういうやり方はできませんね。
ならば人間をやめればいいという話もありますが、実際にはそれは無理です。人間の心は
どうやっても移ろうのです。システムで縛らない限り。
では移ろわないようにするためにはどうするのかという話になります。


ええ、妖怪たちに食われるのです。彼らの血肉となれば延々と一緒になれる。
こう考えるアホが結構出るのです。
故に妖怪たちは人間を食べることが多くなります。食べるというより身も心も一緒になるということでありまして
脳内では恍惚とするのだとか。もちろん試したくはありません。


妖怪の多くがこういった事情で人間を食べる羽目になるとしたらそれはそれで
色々悲しいというか なんだかなあと思うわけであります。
居なくなる方がはるかに大問題のような気がしますけどね。ええ。