□月 ●日  No2302 ZAPZAPZAP

一輪嬢にあなた死にすぎと言われましたがハッキリ言って無理ですとしか答えられなかった。
八雲商事の場合、その活動範囲から事実上死亡案件が青すぎるのである。
こんな状況で生き残るのなら某沈黙の人とかを呼んでくるしかない。
あの辺も妖怪に片足突っ込んでいるという話を聞くがそれはそれ。


まず我々のスキルでは弾幕回避はほぼ不可能だ。
畳の下に隠れてやりすごすくらいしかない。結構強力な防御壁だ。
ジュラルミンで作られた楯とかもあるが、ハッキリ言って一回しか使えない。
ケプラー系なんか連発で食らうの前提の環境ではブリキ缶なみの防御力しかない。
第一矢弾一発で西洋鎧も相当破壊されるってことを知らないとだめだ。


そんなわけで弾幕戦に巻き込まれたらとにかく遮蔽物に隠れるとかしかない
距離をとるのはほぼ不可能とおもってよい。
弾幕を放ってから逃げるという高等技術はごく一部の社員に任せればよい。


つぎに移動手段で死亡のケース。言っていることがよくわからないかもしれないが
中有の道へ行くショートカットのために死亡するケースである。
中有の道に行くにはそれなりのルートがあり、そこを経由すればいいのだが
移動には半日以上はかかる。自殺すれば数分で到着するからショートカットで
死亡する輩が後を絶たないのだ。 私はどうかというと、
「そうれ逝ってこい」とほざくメガネのアレがいるので仕方ない。


その辺の話をしたら一輪嬢の顔色がどんどん悪くなっている。
ちょっと相談してくると言ってくれるのはいいが、彼女は僧というよりは
事実上の僧兵である。 いわゆるガチ勢といわれる類なので
できればご勘弁いただければ思いたいのである。 うむ。