□月 ●日  No2303 まあ流行ってますし


皆さんお気づきかどうかわかりませんが、幻想郷には忍者なんていません。
勘違いワールドど真ん中の忍術なんてものは幻想郷にはお目にかからない。
理由は割と簡単である。一つは当時の妖怪たちの顕界での就職先が忍者だったということがある。
妖怪たちは様々な能力を忍術と称すればとりあえず誰も文句を言わないことを知っていた。
しかし、このやり方は時の権力者に利用されるし、場合によっては同士討ちなんてこともある。


この時忍者が放つ無限手裏剣はスペルカードエンジンの応用である。
スペルカードの技術は文明開化に至るまで一定のニーズがあった。
それがスペルカードの技術が失われないまま今日まで残った理由でもある。


忍者と名乗る妖怪たちはちゃっかり顕界で戸籍を獲得している。
そんなものだから幻想郷に行くメリットなんてまったくない。
不便な暮らしのために幻想郷に行くのはどうかとまで言い出す始末だ。実際こんなもんだ。


しかも最近は忍者の需要もうなぎのぼりである。忍者はショービジネスから
実際の暗殺業務まで幅広く取り扱っている。
ただしこの手の技術は一子相伝である程度独占技術であるため
在野の妖怪がこの技術を手に入れるのは大変のようだ。


ただ個人的には小兎姫とか一輪嬢が実質忍者のような気がしてなりません。
あいつらガチ勢だし。