□月 ●日  No2501 今昔幻想郷?


幻想郷生活が長くなってきますと、たまに色々と感覚がおかしくなる時があるのですが、
よく言われるのが八雲商事がテクノロジー廻りと無縁だと思われていることなのですな。


とんでもない。
テレックスとかの類はたぶん真っ先に入っているし、
コンピューターとかもわりと真っ先に入っていると思うわけです。
たまに八雲商事で使われていた骨董品の計算機が香霖堂に並んでいるので
間違いありません。この当時はコンピューターは信じられないほど大型で
机の大きさをしたコンピュータから情報転送量を減らすために、
殆ど暗号で顕界と情報のやり取りをしていたと言います。


あの当時電電公社だった頃は、幻想郷との電話は
何故か国際電話扱いだったのです。信じられないほどお金がかかったので
テレックスとかでデータを送った方が却って安上がりだったという
わけです。恐ろしい話です。大量のデータを送る場合は素直に
列車で書類を丸ごと送っていたのです。


それでも何とかなったのは比較的インフラのいい場所が幻想郷にも
あったという事実でありまして、この辺は河童たちとかの
やり取りが結構あったらしいです。
顕界にいったまま帰ってこない河童たちが社会問題になったのも
この時期です。追跡調査したらそのまま家庭をもってしまったって
奴です。


今ではデータ通信はネットを使ってあっという間に行われるわけで
時代は移り変わるのねと思う次第です。