□月 ●日  No2572 マミゾウとバストサイズ


顕界から幻想世界にやってきたという化け狸がおられますが、結構うまく溶け込んでいるあたりが流石というしかありません。
よくよく調べてみますと、どうも仲間のタヌキもセットでやって来た形跡があり、考えてみればマミゾウという言葉も
蔵と三のダブルミーニングであり、実は化け狸の総体をまとめてマミゾウと名乗っているのではないかと考えられています。


実際にマミゾウと言われる妖怪の外見が極めて安定していません。スタイルについてもほぼ可変であり、
我らが八雲商事が誇るおっぱい星人である魂魄の意見によると、バストサイズが20センチほどの
ゆらぎがあるということであります。
市街戦発生事案によると、複数の体型をもったマミゾウが出現したという報告があります。


通常、変身するというのは相当のノウハウが必要です。故に妖怪たちは衣服の変更以外はあまり外見の基本を
変えようとはしません。変えるときも少しづつ破綻が起こらないように変形します。
霊能局にいるという妖怪油すましは、メカニカルデザインをCADで制作してからそれにしたがって
変身しているそうです。妖怪たちも新技術は有効活用しているというわけです。


マミゾウたちも、同じように基本的素体をベースにいくつもの外見のゆらぎをライブラリとして
保存しているのではないかと考えられます。
このへんは化け狸のノウハウというものがあるのだと思います。


そういえば朝倉は例の化け狸と盟友ということですが、コスプレ魔術も狸の技術なのかなと
思うと胸が熱いです。