□月 ●日  No2607 なんでこんなにやってくるのか


皆さんお気づきかと思いますが、ネット転載天狗の持つ携帯電話は所謂フィーチャーフォンと言われる
シロモノであります。フィーチャーフォンじゃなくて古いスマートフォンでも良いのではという
意見もありますが、電力事情が厳しい幻想郷ではフィーチャーフォンでないととてもじゃないが
使いものにならないという事情がありまして、八雲商事社員のように特殊な事情でもない限り
恐らくスマートフォンは流行らないと思います。


ところが、幻想郷にはこのところ大量のスマートフォン流入していて問題になっています。
これは当然の事象でありまして、幻想郷に糞使えないクソ端末が大量に流入したというわけです。
当然天狗たちや河童たちがそれをいじり倒すというのが通例でありますが、
高温を発したり、勝手にバッテリーがなくなったり、謎の挙動を繰り返して故障するを
繰り返しており、最後には爆発するという展開まで発生(幻想郷の電力事情は悪い)という
なんとも言いがたい展開になって、最近では危険物としてスマートフォンを預かって欲しいと
言われる有り様です。


河童たちは一応分解して使えるものを取り出したりする猛者がいるわけですが
それでも使いものにならないと匙を投げる当たりなんとも言えない気持ちになります。
おかげでうちが使っている業務用端末を見ると、オタクも予算がないのねと言われて
おもいっきり同情されます。盗まれないという悲しすぎるメリットがあります。


とはいえ、一応廃棄されたスマートフォンにつきましては一度うちのほうであずかりまして
携帯電話会社に流れるようになっております。一応資源ごみという扱いなので
当然なのですが、それにしても色々面倒だったなあと思う次第です。
挙句、妖精からも爆発する端末を持たされるなんてと言われて色々泣きたくなります。
壊れないというと盗まれるのでこれ以上は何も言いません。