□月 ●日  No2608 電池の日であります


 ヴィヴィットやら里香女史が用いる戦車など多くの大型兵器がどうやって動いているのか
 それはとても気になる部分だが、そのどれもが内燃機関を用いず基本燃料電池で動いていることは
 結構知られた話。


 これらの燃料電池は魔力燃料電池と言われていて、やっていることは概ね燃料電池
 同じであり、エネルギー源が幻想郷で比較的融通が効くエネルギーかどうかの違いでしかない。
 強いて言うなら八卦炉のエネルギー源でもあり、とても小型でも出力は
 とんでも無いシロモノといえる。


 ところがこの魔力燃料電池、一応利用できるのは限られたヒトのみ
 あまりにエネルギーを多く溜め込んでいるので爆発したり、制御不能になった時
 自前の魔力で抑えることが必要なのだとか。
 そんなわけなので、我々が利用できる端末とかには使えないと思ったら
 やっているヒトがいました。朝倉が持っている外部電池です。


 所謂携帯電話のバッテリーみたいなものですけど中身は魔力燃料電池
 何度もリチャージできるらしいのでかなり便利らしいのですが
 端末そのものの消費電力と、外部バッテリーの出力が釣り合ってないので
 充電しながら使ってもエネルギー消費のほうが勝るらしい。
 出力を上げればと思えるのだが、万が一の事を考えると出力を上げて
 爆発したらおしまいということでなるほど始末が悪い。


 ところで香霖は霧雨のご息女の八卦炉に新設されたコンセントタップの使い道を
理解しているのだろうか?