□月 ●日  No2682 政治×幻想郷


 選挙となりますと毎度のことながら妖怪たちはにわかに活気づきます。
 妖怪たちに都合がいい候補者をたてる一方で、泡沫候補にカネをだすのも惜しみません。
 泡沫候補といえど一応票が分裂します。すると本命枠の人たちがより少ない票で当選することが可能です。
 政治活動の効果を最大化するには最適というわけです。


 ただ、基本的に妖怪といえど一枚岩ではありません。
 つまり複数の候補者にそれぞれ別の妖怪が支援することは決して珍しくはありません。
 こうでもしないと立候補して一定の票が確保できずにお金を取り上げられ続けることができません。


 幻想郷としても、幻想郷にとって都合の良い人物が政治の世界に上がっていただいたほうがいいです。
 一方で幻想郷を潰すような動きをした人間が居ますと、汚職などを用いて政治生命を潰すなんてこともします。
 今どきクリーンな人ってそうそう居ませんからそれで十分な効果がでるってものです。


 えっ、こんなの幻想の妖怪がやることじゃないって?
 ほら政治の世界には妖怪みたいな人がいるじゃないですか?こういう人たちは下手に前面に出ると
 色々危ないから裏でかねだしたり後ろ盾になったりするじゃないですか。
 それと同じようなものです。たぶんきっと。


 ところで、ここ最近政治活動が幼稚になっているとうちの古参妖怪が文句を言ってますが
 これは仕方ないんですかね。確かに怪文書の数がやたら増えたように見えますがよしなに。