スペルカードの試験では八雲商事専用射検場を使います。サイズはドーム球場なみ
ですが、この射検場に衝撃が走りました。
朝倉の魔術の中でも特に変な魔術が有ります。
いわゆる自爆魔術です。通常のスペルカードでは自分に弾幕がいかないように
処理を行うわけですが、その弾幕をあえて自分に行くようにして後
その弾幕エネルギーを再利用して、もう一度弾幕を撃つという
潜熱型といわれる仕組みです。
個々最近の魔術はこの潜熱型が増えてしまいました。
それはつまり一定指向性があった弾幕が指向性が無いものになったということです。
最悪です。
これまでは専用ステーションでやっていたものがドームの中心で実験する
しかなくなり土地もこれまで以上に広く必要になりました。
で、どうなったかといいますと、計測機器用のドーム以外は
なにもなくなりました。
これまでは一度に三人は射検ができたのにこの有り様です。
ちなみに通常兵器の場合は、別棟に移りました。
これまでなら周囲の被害もそれほどでもなかったので当然です。
ほんと科学の進歩は素晴らしいですが大迷惑です。