幻想世界に激甚な災害が発生した場合、顕界の現行法が一部適用になる。
災害対策基本法などがそうで、異変が発生した場合は、緊急参集チームがあつまるとされる。
もっとも顕界ほどは早くなく、半日以内での集合と若干要件は緩い。
激甚災害認定が出た場合、国の補助金が使用できるとされるが、幻想郷にそんなルールはない。
激甚な災害が出た場合は妖怪変化が再建を手伝うことで、それに充当する仕組みとなっている。
というかですね、そうしなければ、人間と妖怪はとてもじゃないけど共存できません。
いわゆる相互依存にすることで彼らの居場所を作ってしまうのです。
鬼がなぜ大工仕事が得意かといえば公共工事の需要が存在するためで
ではそういう建物にだれが住むのかと言ったらそれは人間なわけです。
このように何かあったら妖怪によるフォローも入るのが幻想郷です。
まあそうなったのはごく最近ですし、最近は妖怪を退治するはずの人が異変の中心という
間抜けな事態も起こっているので、本当に困るわけですね。