■

□月　●日　　No4636 おもり

　基本的に飛行時はだいたいの人妖は厚着になる傾向がある。
　この時期でも標高の高いところを移動すればかなり寒くなることを
　考えると仕方ないところもある。
　さらにいえば幻想郷は舗装道路がほとんどないのでその分気温が低い。
　いいところ３０度いくかどうかである。
　顕界に比べればかなり過ごしやすいのだが彼らからすればかなりきつい。

　さて、彼女たちが厚着になるのにはもう一つ重要な理由がある。
　というかこちらが本命だ。
　それはウエイトである。　

　はい乙女と言えば気になるのは体重。
　体重が重くなれば空を飛ぶのための出力は冗談抜きで上がります。
　しかも水筒など絶対必要なものを常時用意してなので
　そりゃもう。

　とにかく安定飛行のためには体重の安定が必須である。
　この辺が有利なのは博麗の巫女で彼女は飛行する存在の中で
　あり得ないほど薄着である。
　ほかには妖精の類だがあいつらは飛行が初期状態であり
　ほとんど物理法則の枷がない。
　つまり、彼女たちの服装はウエイトを隠すために役に立っている。
　服を厚着するところから始まり、最大で１０キログラム程度の変動は
　可能なんだそうである。

　なんか世知辛い。

　　　　　 　　　　　

■

□月　●日　　No4636 おもり

　基本的に飛行時はだいたいの人妖は厚着になる傾向がある。
　この時期でも標高の高いところを移動すればかなり寒くなることを
　考えると仕方ないところもある。
　さらにいえば幻想郷は舗装道路がほとんどないのでその分気温が低い。
　いいところ３０度いくかどうかである。
　顕界に比べればかなり過ごしやすいのだが彼らからすればかなりきつい。

　さて、彼女たちが厚着になるのにはもう一つ重要な理由がある。
　というかこちらが本命だ。
　それはウエイトである。　

　はい乙女と言えば気になるのは体重。
　体重が重くなれば空を飛ぶのための出力は冗談抜きで上がります。
　しかも水筒など絶対必要なものを常時用意してなので
　そりゃもう。

　とにかく安定飛行のためには体重の安定が必須である。
　この辺が有利なのは博麗の巫女で彼女は飛行する存在の中で
　あり得ないほど薄着である。
　ほかには妖精の類だがあいつらは飛行が初期状態であり
　ほとんど物理法則の枷がない。
　つまり、彼女たちの服装はウエイトを隠すために役に立っている。
　服を厚着するところから始まり、最大で１０キログラム程度の変動は
　可能なんだそうである。

　なんか世知辛い。

　　　　　 　　　　　

■

□月　●日　　No4635　外敵

　アーキテクトを狙う者は数多くいる。
　霊能局なんかは存在を理解しているが奪還を狙わない。
　まあ奪還したところでコントロール不可能であることを理解しているため
　おこぼれを狙っている。

　問題は顕界に存在する複数の同業である。これが国をまたいで色々ある。
　特にお金にあかせて、儲かると勘違いして参入する者が厄介だ。
　彼らはアーキテクトの存在らしきコードネームを振りかざして探りを
　入れている。さらに言えばこのアーキテクトには真名があり、
　これを説明できる人は相当に限られる。

　本件では特にアーキテクト関連の情報漏洩にこそ問題視される。
　なにしろアーキテクトがいなければ、弾幕の基本すら成り立たないのだ。
　朝倉はスペルカードエンジンのベースを作っているがこれはあくまで
　APIのレベルである。カーネルなどはアーキテクトの力を借りて
　始めて可能だ。もっともAPIがなければ、一般の妖怪は
　安全に弾幕を運用できないだろうからこの辺はかなり重要である。

　それが物資の流通を通して一瞬でも綻ぶことが怖いのだ。
　こちとら遊びではないのである。

　　　　　 　　　　　

■

□月　●日　　No4634　たぶんアレ

　アーキテクトが安置されていた場所を博麗の巫女たちが
　大暴れした挙句に派手にぶっ壊してこちとら盆休みが
　吹っ飛んでおります。朝倉があり得ないほど怒っていましたが
　旧秘封組たちは未だ見ることが出来なかった世界の深淵がみえて
　ご満悦のようです。
　
　今は人手が足りないので仕方なしなんだが、マジで
　博麗の巫女を騙した動物どもは終了処理確定でしょう。
　本人があまり怒っていないことで結構収まりそうな予感がする。
　まあこの問題は結構前から言われていたし、アーキテクトは
　これを機会に予算の積み増しを要求できるので、結果として
　最高においしいと明羅女史に耳打ちされました。
　そう、彼女たちと言ったら旧型のドローンを運用していたんですね。
　んで博麗の巫女に壊されたのはそろいもそろって旧型。

　ん、待てよ。この土偶型って確か新型入れ替えの申請出ていたよね。
　これ、金の流れを見たほうがいい案件かもしれないな。
　
　まさかあいつら。
　

　　　　　 　　　　　

■

□月　●日　　No4634　天候が悪い

　幻想郷において水難事故は意外とある話である。
　まず根本的に空を飛ぶ妖怪は雨や川で涼むことを回避する傾向がある。
　前者では恐ろしい速度で体温が奪われ、飛行制御が喪われる。
　これに対処するには素直に雨宿りするとか、高度を下げるなどの対策が
　必要であるだろう。
　
　また川に一時的に侵入して体を冷やすのは危険なのでやめないといけない。
　まず着衣の重量が短時間のうちに急上昇すると失速する。
　雨ならまだましだ。周囲の湿度向上から雨ということで制御ノウハウが
　存在する。だが川はダメだ。　空を飛んで逃れるのもかなり困難である。
　まあ霊能局員みたいに最初から訓練しまくっている奴なら
　あまり問題はなさそうである。
　
　まあ飛行中の大雨は特別な理由がなければ飛行しないし
　これは河童たちも同様であることをご理解のほどを。

　　　　　 　　　　　

■

□月　●日　　No4633　早く人間になりたい

　博麗の巫女たちがしでかしたというのが我々の認識である。
　よりによって、うちの会社が絡んでいる施設の一部を
　破壊されるとは思わなかった。大迷惑だし場合によっては
　終了処置も本気で考えないといけないレベルだろう。
　まあたぶらかした奴をだけどね。

　もちろん彼らも何かしら思うところがあってこのような行為を
　しているが、われわれが「アーキテクト」と呼んでいる者まで
　被害が出るのは本気で想定外だった。
　アーキテクトとは基礎研究を行っていた者である。魂魄のドローンや
　朝倉の高効率魔術などはアーキテクトの基礎がないと成り立たない。

　すべての技術については基礎があり、そのまたその前に
　それに至るまでの基礎がある。ある日突然なにかが発明されるのは
　ありえない。あったらそれはタイムリープしたなにかか
　または神といえるものだろう。カミとは違う。

　まあショックなことは別にあるのだけどね。

　　　　　 　　　　　

■

□月　●日　　No4632　あいつら

　動物系妖怪って、霊能局でも手を焼くとんでもない連中ばっかりなんですよ。
　ほとんど反社も同然で、多くの場合、自分たちの居住空間を守るために
　会得した法律知識を全力で利用してくる。
　やつらは人間の弁護士を雇って、ロビー活動を行いながら、自分たちの
　生存圏を確保、拡大していく。
　
　勝手に殺すことが出来ない法律を制定させ、鳥獣保護の名目で安全を確保。
　バカが虐待動画などを上げたらすかさず炎上させ、社会的抹殺体制も
　ばっちりです。

　まあややこしいのがバブル時に乱開発していたのもそれらを利用して
　動物系妖怪の影響力低下を目論んだ別の妖怪によるものだったりしまして
　銀行が巻き込まれて一緒に潰れたのはなんともです。
　
　まあ顕界でも動物系妖怪の資金を票田にしている先生方も結構いらっしゃるようで、
　我々もとても困っているんですよね。