■月 ●日  No6223
 
 最近は何とかして幻想郷の情報を得ようとする勢力との戦いというのが
 ちらほらあるようです。といっても、実際に得たところでしょっぱい情報ばかりで
 本当にこの映像は幻想郷ですかとか、某時代劇系アトラクションとか酷いいわれようで
 私としては実際そうなんだけどなあと思うことしきりであります。

 というかですね、素人には博麗大結界を移動したという認識はほぼゼロだと思います。
 うちの会社の列車も専用の手続きをして、ああ、ここが幻想郷なのねって
 認識する有様です。強いていうなら電線が見当たらないとかそういうのは
 あるかもしれませんが、あるとしたらそんなレベルです。
 
 幻想郷へ相当奥に踏み込まないと、携帯電話の電波も届いてしまうため
 最近はますます幻想郷に入り込んだことに気づきません。
 もっと言えば戦術マップすら誤魔化すことが出来るくらいにその境界が
 わかりにくくなっているのです。

 そんなわけなのでここが幻想郷ですって映像が出回ってもロケ地はどこですか?
 って言われて終わるし、実際にそのロケ地に行くことだって容易にできてしまうから
 これのどこが幻想郷なのって言われるのです。
 これが現代の博麗大結界です。



■月 ●日  No6222

 うちの会社の社食にビュッフェ形式が追加されました。
 時代に逆行しているように見えますが、八雲商事内に妖怪変化が増えたり
 宗教的多様性が出てきたりで、ハラールと言った食事についてのルールを
 考えると、自分で食べ物をとったほうが効率が良いという判断だそうですね。
 
 ほかにも流行り病とかが落ち着いたってのもありそうです。
 皆物珍しさに頼んでいますが、特定のランチメニューの争奪戦がなくなるのは
 かなり便利ですし、朝倉みたいに実はその気になればほとんど食べなくてもよい
 タイプとかはおかずだけとかデザートだけ食べる感じでしょうか。
 大量に食べるわけじゃないからコスパ悪そうではある。

 味は結構いいと思います。
 大食い組はかなり喜んで食べていました。人気があるのはハンバーグや
 グラタンとかでしょうか。
 ピザとかもありまして、時間がない人は簡易版のハンバーガー作って
 自分のスペースに戻る人も多いようです。その意味で、だいぶ便利なのではと
 思っております。

 因みにですがうちの会社もかなりの水準でフリーアドレス化が進んでおります。
 好きな場所に座って仕事するってやつです。朝倉とか岡崎先生とかは
 自分のラボがあるのであまり変わってないですがね。

 

 

 

           

■月 ●日  No6221

 妖怪の中には所帯持ちって結構いる。霊能局に勤めているまな板なんかは旦那がいるが
 彼はれっきとした一般人ってことになってる。いや、逸般人
 妖怪変化というのはそれなりに怪異がワンセットでついているんだが、最近の
 異性は割とその辺理解があるって聞いてる。普通なら気味が悪いって言われて
 敬遠されるんだろうけど、そういうものだとわかれば、別にどうってことがないって
 ことなんだろう。ぶっちゃけ慣れらしい。
 これは大いに同意する。

 まあ世の中には美少女の地縛霊がいる事故物件とかカッコいい兄ちゃんがいる
 事故物件に棲んでいる人はかなりいる。最高の同居人とまで言うありさまだ。
 大体相手も認識されることがうれしくて第二の人生モードに入ってるので
 さらにうまくいくんだとかなんとか。
 もっとすごいのだと、家族ぐるみで地縛霊と住んでいるってのもある。
 
 でまな板の旦那なんだけど超陽キャ系自称サバサバ女子のまな板とは対照的に
 超絶お堅い職業に就いており、中肉中背を絵にかいた普通の人です。
 朝倉はいい旦那を持ったと滅茶苦茶羨ましがっていたらしい。
 まあ、ちょっとどころかかなり暑苦しい方ではあるんですがね。
 凄い筋肉ついてるし。
 
 うんこれ以上書くと自分が惨めになりそうだからやめだやめ

 

 

 

 

           

■月 ●日  No6220

 弾幕と言えば、発射後の弾幕を再度装填する作業が必要な妖怪は数多くいます。
 そのまま装填すると破損していて発射に影響が出るそうで、
 大体はリサイクルの処理をするんですが、その辺が容易な妖怪は結構います。
 装填が要らない妖怪もいますが、そいつらは妖怪というより妖精だと思います。
 奴らは装填不要なので、かなり厄介です。

 んでこの話をした理由ってのが、妖精の弾幕はかなり喜ばれることが多いって
 話なんです。例えば氷妖精が暑くなったタイミングで弾幕を精製したら
 周辺が冷えてちょっとした雨まで降ってくれます。所謂夕立のような通り雨で
 ちょっと周囲を冷やしてくれるとあって、結構どころかかなり喜ばれます。
 
 物理弾発射する妖怪はだいたい回収プロセスが一体化している奴ばかりです。
 隙間妖怪とかその辺がそうです。
 あと、最初から回収を諦めている奴もいます。そういう奴は弾幕発射するたびに
 ちょっとした出費があるらしいです。
 
 と言ってもこれらを修理するにはやっぱり魔術で対応するとか、修理屋に送るとかで
 この経済波及効果もシャレにならないです。
 というかですね、河童たちが弾幕戦を遊びじゃねえって言いたくなるのも当然です。
 金掛かるからね。 

 



 

           

■月 ●日  No6219

 弾幕を発射するには大体タネとなる弾幕の材料を装填しないといけない
 もちろん、何もないところから弾幕を強引に用意することもできるが
 はっきり言って燃費がとても悪いとか、発生可能弾幕量が少なくて
 弾幕密度が低下するのがオチである。
 そんなわけなので幻想郷には発射した弾幕を回収するバイトとか
 博麗の巫女のお札を手書きしまくって量産するバイトとかあるわけですね。
 装填も簡単ではなくローダーって魔術を使っておく必要があります。

 たまにエネルギー系の弾幕を使用する奴もいるんですが
 その場合は補助機器が常時接続しています。霧雨のご息女とかがそうですよね。
 弾幕戦とかやってると結構な人数の見物客が出てくるのも回収のバイトが
 おいしいからです。
 
 事故らないかという意見もありますがだいたい回収するのは弾幕戦直後ですし
 もともとは耕地に弾幕が突き刺さっていると作柄に影響が出るからなんですが
 発射した人に請求するのは当然の流れと言えると思います。
 このルールのお陰で、お百姓さんとかは、うちの近辺で弾幕戦やってくれって
 やってる困った人がいます。やせた土地だともう普通に作物育てるより
 儲かるからです。

 異変が起こるとその辺で結構な金が動くんで異変が起こるとテンション上がる
 市民がやたら多いですよね。
 

 

 

           

■月 ●日  No6220

 現代の魔法使いというのは体術もある程度できないとダメだという。
 体術というより体を鍛えているかどうかって話らしい。
 半分嘘です。実際は魔術を一定レベルまで利用できるとドーピングしまくれる
 って話です。もちろんこの状態でスポーツ大会とかは無理です。
 尿検査などで何かしら引っかかるんだとかなんとか。

 それはそうとして、霊能局の連中も、北白河すらナチュラルにそれらを
 使ってるから北白河なんか年齢のわりに滅茶苦茶若く見える。
 実年齢は聞いちゃだめだ

 自称現人神とか浅間さんも身体強化系の魔術を使うしかないらしい。
 何故かというと、それがないとまともに飛行できないし、まともに
 着陸が出来ないらしい。ちょっとなにかあるだけですぐに骨折したり
 大けがしたりするわけでとても危険だ。

 つまるところそういう魔術がないと幻想郷なんて危険だって話である。
 ええ、禄でもないな。



 

           

■月 ●日  No6219

 本来魔法というのは科学として最終的には再発見されることが多い
 魔法はどうしても外的要因や魔力と呼ばれる謎の力としかいえないものが
 かかわってくるので再現性に乏しく、結局のところインチキと紙一重ではある。
 と言っても存在してるのも事実なので、わかる範囲で事故らないように運用ことが
 求められている。

 朝倉は早い段階でシミュレーションやエミュレートを使って魔法を加速開発する
 方法を確立していたものの、誰でも利用できるような仕組みというわけではなく
 お手製システムそのまんまだけど岡崎先生は大学のサークルメンバーに作業を
 分担させる観点から、割とオープンソースベースで開発していたっていうので
 紅霧異変にスペルカード運用が間に合ったのもこの辺の発想のお陰だと思う。
 
 んでこの話が出た理由なんですがスペルカードはオープンソースなのにそれに
 権利があることを主張する輩が現れて、てっきり博麗の巫女当りがやってるのかとか
 畜生たちがやってるのかとか思いあたる節が多すぎてそれはそれで困るのだが
 こういうことをする阿呆は定期的に現れては、周囲からどつかれて
 わからせられるってのが通例だ。

 まあ今回は全く関係ないところからやってきた顕界の人だったのでどつくんじゃなくて
 違う方法でわからせてやったとのこと。
 法務による、訴訟連射で黙らせたそうな こわやこわや
 スラップ訴訟一歩手前ではあるが、きちんと知財関連調べてから出直してこいやとのこと。