□月 ○日  No231 おみやげ


岡崎とボスが米帝から帰ってきた。 岡崎の両手には沢山の袋が下がっている。
アウトレットショップで買い込んだブランド品の数々である。
朝倉や北白河が大喜びして商品の物色を始めていた。
ああ、やっぱり普通の女の子なのだなと感じ入る。 ボスもちゃっかり時計を買っていたようだ。
そこに冴月もやってきた。 他の女の子に混じって物品を物色、お目当てのものをみつけて自分のバックに
いれてしまった。


冴月本人には直接聞きづらいので、岡崎に何を買ったのか聞いた。
岡崎はいともあっさりこう言った。「ハッピーツリーフレンズのビデオBOX」
とたんに女子社員の喧騒が消え、得体の知れない沈黙があたりを覆った。