○月 ×日  No350 ヴァチカンの宗教学者


ボスから、ヴァチカンの天文学者たちはキリスト教
「生命は神様がこの星にだけ遣わせた奇跡である」という教えがあるにも関わらず、
何故か地球外生命体が存在することを前提にした研究をしているという話を聞いた。
過去、地球外生命の存在を予見した哲学者は異端とされ、火炙りの刑に
処されていたということを考えると隔世の感がある。


これはヴァチカンも月にいる知的生命の存在を認識しているまたは
予見していることを示唆している。 
ヴァチカンの高僧の中には強力な幻視能力を修行の末に得たものも
いるという。 恐らく科学的な裏付けはとれていないが存在は認識しているため
知的生命が存在していたことが発覚しても、教会が大きく揺らぐことがないように
働きかけている可能性が高い。


月に知的生命が存在するという事実は、ヴァチカンの天文学者が言うには
人間の考え方ひいては人間と神のつながり方まで変えてしまうほどの
インパクトをもつという。
それによる世界の影響は計り知れなく、紛争の要因にもなり得る重要なことである。
しかしながら月の民が我々に観測されることすら穢れた行為として考えているおかげで
我々は余計なことを知らないで済んでいるとも言える。


事情は異なれど、今や月の政変に対して様々な対策が水面下で行われつつある。
もはや人間は知らないのではなく、知らない振りをしているのかもしれない。
「誇り高い月の民が人間に負けるはずがない」ってやっている限り
月の民の程度は知れているとボスは余裕の表情である。