□月 ●日  No1269 除雪作業


博麗神社周辺の除雪作業。
最近、一般参列者が全く来ないというヴィヴィット達の報告があったので
博麗神社に向かってみたら、雪で道路が寸断されていた。
どうやら空が飛べる面子ばかり派遣していた絡みで道路の状況には気づかなかったらしい。
気づけよと思う。


じゃんけんで負けた私が博麗の巫女に事情を説明。
巫女は「黒幕をしばきに行く」と言ってどこかへ飛んでいったが、私が知る黒幕は
たぶん人違いならぬ妖怪違いだと思う。 無事逃げ延びて欲しい。
結局、博麗の巫女のいない間に除雪作業をすればよいという結論に達し、
会社の連中を集めて除雪作業とあいなった。


除雪と言っても基本は土木作業である。
人海戦術で雪をどかすのだが、堅くなっていて、軽く弾幕を放って砕いてから
左右へどかすというやり方となる。
私は弾幕を放つのが苦手なので、他の人に雪砕きは任せてせっせと左右に
雪を移動していく。


そこにメトセラ娘が通りかかった。
一週間分の食費を払えば、除雪作業を手伝うというので急遽予算申請して
除雪作業を手伝って貰う。 実質、除雪と言うより融雪作業である。
しかも彼女自身は身体を動かすわけではなく、身体に炎をまとったまま
ホバリング飛行するだけという内容である。
たしかに驚くほど、雪の撤去ははかどった。



道路はぬかるみとてもじゃないが通れる状況じゃない。
幻想郷ではアスファルトの道路地帯は殆どないので状況は悪い。
空を飛んでいる氷妖精を拉致もとい買収し、一度凍らせて後弾幕で壊して今に至る。
土を上手く混ぜて永久凍土みたいにしてみた。


取りあえず博麗神社までの道は再び開通したが
これで外が雪じゃなければ本当に素晴らしいことだと思う。
何でこの日に限って河童の天気予報が外れたのか?
そのとき、全治一週間の大けがをしていた黒幕のことはすっかり頭から
離れていたのだった。