□月 ●日  No1544 ただしソースは香霖


月の民、我ら地上の民の宗主と名乗っておりまあ、色々と偉そうな存在である。
しかし彼らには彼らなりの苦労もあるようである。


そもそも彼らの戦闘力はハンパではない。基本歩兵中心でありながらその戦闘力は
幻想郷の妖怪すら圧倒する。
しかし、彼らの軍事力はなぜそれだけ必要なのか誰もが疑問に思うはずだ。
その理由を聞くと意外な答えが返ってきた。
地球"圏外"生命体の脅威から守るためだというのである。


月の民は自分たちを地上の民の宗主と名乗っているが故に
外敵が侵入すると介入せずにいられないらしい。
だから、月兎レベルでも地上に降りるための降下装置である羽衣を
所持することができるのだ。


FBIの捜査官が聞いたらどこかの陰謀だと言いたくなるようなこの話だが
彼らの持っている武装に対抗する手段を持つと、彼女達の武装もそれなりの
代物になってしまうのだという。


もし彼らの言っていることが本当なら政府組織が宇宙人を隠す理由が
なんとなく見えてくる。宇宙人を隠すことは即ち本当に隠したい月の民を
隠すことに繋がるからだ。 宇宙人が明るみに出れば我々を守っている
月の民の存在までもが明るみに出る可能性がある。
彼らの技術にパラサイトしている国家もあるなかでそれはとても困る話である。


こうなると綿月豊姫が防衛のために持っているという能力が
何故存在するのかもはっきりしてくる。
彼女の能力は外敵を強制送還するための能力といえるのではないか。
後天的な能力と言われる月人の能力だが綿月姉妹の能力は誰が見ても
普段の生活に繋がらない実用性が低い能力だったので
先の理由があって初めて成り立つのではないかと思う。


そんな話を岡崎にしたら
「チーフあなた疲れているのよ」と言われた。