□月 ●日  No1599 受験シーズン


巷では大学受験に揺れる今日この頃。
受験の思い出を語る我々スタッフの中に空気が読めない二人がいた。
北白河と岡崎である。 二人とも飛び級入学であり受験で苦労したことがないと言い出した。
可能性世界などという特殊な発想をする人間なのだから当然頭は良いのだろうが
勉強していないとか、受験勉強が必要なのかと言われると色々腹が立つ部分がある。


浅間は普通の成績だったそうだが、お酒が入ることで記憶力が倍増することに
ボスが気づき、入社試験ではダントツ一位だったらしい。
里香女史は海外の大学出身だそうだ。 確かにバイリンガルだし、意外と頭は良いのではないかと
思っていたが、実態は相当なもののようである。
そうでなければ戦車を駆りながら検疫もやるなんて器用なことは出来ないのだろう。


普通成績と言うより成績が悪い奴もいる。 メリーと宇佐見蓮子はあまりにあちこち遊びに
出歩きすぎて最後には出席日数と成績がギリギリだったと聞いている。
八雲商事に入社する前に、まず出席日数を確保してくれとボスが言っていたのが興味深い。
真面目にやれば成績は良かったのではないかと思うのは入社試験の結果を見てである。
海外のホリデーシーズンではないのだからきちんと学校くらいは出て欲しいところだ。
岡崎がこうした二人を最初期に指導したときこのような二人を叱るどころか色々
煽ったのも原因の一つだと思う。


そして話は自称荒人神の成績にまで行った。
結論から言うと成績は相当良かったらしい。
だが、成績はあまり参考にならないと言っていた。
あの二人の神様が勝手にカンニングしたり、勝手に問題を解き始めてしまい
答えを自称現人神に言ってしまうからだそうだ。
二人にとってはテストの時間なんてものは退屈極まりない物なのだろう。


実はかつてやめろと警告した奴がいたらしい。
よりによって冴月だった。何故、あの神社のおねえさんと八咫烏がつるんでいるのか
疑問に思っていたがそういうことだったのか。


ちなみに私だが可もなく不可もなすぎてつまらんと言われた。
ひどい。