□月 ●日  No1658 マスコミ相手


世の中には真実とかいうもののために身体を張る人っていうのがおりまして
幻想郷の存在を伝えようとする人がいるわけなのだが。 
今回はそういう人種の対策の話。
今回も幻想郷に入りたがっているジャーナリストの対策をすることに。


この手の人種の対策といえば、岡崎が一つの例となるだろう。
彼女は、幻想郷の存在を理論的に証明し、ついには自力で幻想郷へ行く手段まで見いだした
レアケースである。 当時は幻想郷の存在を徹底的に隠す方針だったため、岡崎は
学会を放逐されてしまった。 それが却って幻想郷発見を加速することとなり
結果、彼女を八雲商事に引き入れることで問題解決を図ったというのが真相だろう。


そこで最近では敢えて幻想郷を隠さないという方針に切り替わった。
そもそも証拠写真を見たところで空飛ぶ少女はCGのようでもあるし、ワイヤーを消しただけに
見えなくもない。 そもそも服装はコスプレ衣装と言えば説明がつくのは
朝倉の例を取れば明らかだ。 生活臭がするから違うと言うかも知れないが
それは照明と予算のかけ方だと言われたらそれまでだ。


現代の人間は常識外れな映像があってもそれを解釈する手段を持っている。
今回のジャーナリストも適当に脅かして追い出すことに。
こういう話をすると妖怪達はみんな大喜びする。 
脅かすことが存在意義だからだ。


さて、このジャーナリストは意気揚々と幻想郷のことをネットに流したわけだが
結果は掲示板に可愛いコスプレ画像として載るのが関の山だったことを記しておく。
ちょっと斜め上の結論だった。