□月 ●日  No1680 元の木阿弥


博麗の巫女が帰ってきた。 仙人(糞仙人より格上げ)による殴打拘束監禁洗脳がどういう効果を
あげたのか気になるので、天狗に頼んで様子を見てもらったわけだ。


最初の数分。とりあえず修行が終わった。私は生まれ変わったを猛烈にアピール。
おやつの饅頭を食べてそのまま昼寝。 起きない。
暗くなり肌寒くなったところで起きる。 夕食の支度をはじめる。
霧雨のご息女が心配になって様子を見に来る。 
支度を手伝わせつつ、何とか準備を済ませ、簡単な夕食。


食べてすぐに寝る。
おい、悪化しているじゃないか。


次の日、普段と全く変わらない。
いつもの博麗の巫女。


やっぱり糞仙人に降格決定。


たぶん、あの仙人はわかっていない。
彼女は天才なので、実は言われたことなら何でもそつなくこなしてしまうということに。
それが彼女の性根を変えるものではないと気づいていないのだろう。
博麗の巫女は周囲の環境が変わるとあっという間にそこに順応する。


これは月の都で彼女が見せた行動とほぼ同じだ。
もっとも月の都での行動は綿月妹からの伝聞ではあるのだが、
彼女でさえ、あの順応能力に舌を巻いていたのだ。


というわけで、普段通りに戻る。
残ったのは博麗神社を管理するための余計な費用だけだった。
南無。