□月 ●日  No1888 厄神は言っている すべてを流せと。


今回の問題は3馬鹿の野糞をやめさせることである。
川の中で催すのは、この幻想郷にとって一応ルール違反に近い行為だ。
流れた汚物が河童にでも当たったらそれこそ大騒ぎになるからである。
厄神様もさすがに3馬鹿の行為には頭を悩ませている。
彼女が言いたいことは分かるし、凄い美人の厄神様についたアレをどうにかするのは色々酷だ。


そこで取り出したるは洋式のトイレである。
トイレで用を足す。これこそ新しい幻想の世界に生きる者として必要なことだ。
おしりを拭くのも布ではなく新聞紙を利用させて貰う。


すると聖徳王は何を考えたのか新聞紙を凝視しだした。
彼女曰く、こんな高価な物をおしりを拭くのに利用するなんて罰当たりだと言う。
いや高価じゃないんだと言っても取り合わない。 文字が書いてある貴重な書物を捨てるなんて
とんでもないと言うのである。 いやよく読んでくれ。メトセラ娘が自分の腹を抓って
これを飲めば手遅れになるほど痩せられる八意印のやせ薬って書いてあるぞ。


結局3馬鹿達はどこからか葉っぱを持ってきて、それで尻を拭きだした。
これで大丈夫じゃないかというのだが、それはそれで困る。
さらなる問題は大本命温水洗浄便座だ。河童が作ったクローン商品で、
是非聖徳王様に使って欲しいとのこと。
彼女は快く引き受けてくれた。


使っての反応を尋ねる ちょっとくすぐったいけど気持ちが良い。
少々びりびりしびれるが新しい感覚だという。
いやそれは漏電しているだろ。
すぐになおさせた。
すると3馬鹿達は なんでびりびりしなくなったのか元に戻せと言い出した。
もうこいつら感電させてもいいや。


かくして3馬鹿たちは見事トイレに行くことができるようになった。
前言撤回 2名だった。 ひとり足ないし。