□月 ●日  No1907 緊急予算提言


ゾンビ製造元の動きが色々おかしいのでストーキングしていたところ、食べるものの確保に苦戦していた件
博麗神社で飯を食うのにも限界はあるし、最悪なことに何が大丈夫なのかという知識が昔のままで
固定されているという問題がある。 3馬鹿も食べ物関係でかなり苦戦しているのだが、彼女は
食べなくてもよいのを良いことにほったらかしにしすぎた。


朝倉の分析によると彼女の時代の術では体脂肪が減り続けるという。つまり生きていくことは可能だが
十分な行動をするのは困難である。彼女に必要なものはカロリーだ。
これは3馬鹿、とりわけ聖徳王の場合も同様だ。 体重を引き上げて摂取した様々な危険物質に対する
耐性を上げる必要がある。
一見すると体脂肪が減るのは良いように見えるが怖いのは心臓疾患である。胸に激痛が走りたとえ仙人でも
死んでしまう場合もあるのだとか。「蓬莱の薬」と違い、仙術の類にも限界は存在するのである。


そこでゾンビ製造元はリモートコントロールのゾンビたちを利用して必要な栄養分を外部から確保し
三馬鹿まとめて死を免れていた。そうでもなければ連中はとっくにミイラだ。
しかしながら、この廟が出来てからかなりの年数は人間の手が入っているようである。
お供え物などを利用すればかなりの年数を維持することが可能であると推察する。


閑話休題


ゾンビ製造元が苦戦しているのは、食文化が変わりすぎて何を食べて良いか分からないからだ。
食料が充分あった秋が終わり、可能な限り採集を済ませていたものの、何だかんだ言って権力者の
近くにいて食べるものに苦労しなかった時と比較すると、かなり大変なのだろう。
寝ていた頃は燃料補給で数ヶ月に一回食物を入れれば良かったが、今後はそうもいくまい。
予算が掛からないと思っていたが前言撤回。 本人に会って明らかに痩せていることがはっきりしたので
緊急予算提言。


幸いにして、ゾンビ製造元の居場所を調べるのは容易だ。キョンシーに直接居場所を聞けば間違いない。
問題は何から食べさせるかだ。 とりあえずサツマイモから行くか。