□月 ●日  No1931 皆まで言うな


会社に置いてあるチラシとかを見ると旅行先のホテルとか観光地のチラシがたくさん出てきて
いよいよ今年も終わりだなと感じ入る次第。 
もっとも八雲商事は年中無休。正月休みもローテーションだし、正月になると正月出るから
実家に帰らないで済む組と実際に仕事が暇で会社に行ってもおせちとかおもちとかを食べて
帰るだけで、実質会社でごろ寝しているだけでいいことが「多い」ため、正月は毎度のこと
ながらシフト争奪戦となる。


では、年末に休みを取る奴はどうなのか。一人は修羅場である。理由はわかるのだが、夜に
よなよな奇声を上げながら紙をコピーする長身の女が居ると噂になったがそれは朝倉である。
奴はどんどん妖怪変化と同じような扱いになっているような気がするが、問題はない。
たぶん問題はない。


もう一人は彼氏彼女持ちである。魂魄はどこで引っかけるのか知らないがどこかで彼女を
ゲットしている。しかし長続きしているのを見たことはない。概ね一年未満である。
今のお庭番がみたら多分剣を振り回し大暴れしていそうなシチュエーションである。
明羅女史のように違う意味で修羅場コースを歩んでいる女も居る。君子危うきに近寄らずという
格言の通りに行動すれば多分大丈夫だ。


そしてももう一人は本当に実家に帰る奴だ。一番平和な休日である。宇佐見蓮子辺りが
それにあたる。いや普通の休日ってそんなものだろうと思うのだが、あっちも実家廻りで
色々あるそうで悩みは人それぞれだよなと思う次第である。


さて、この話をした理由を書くしかない。ここに呪いのビデオというものがある。
どういう奴が呪いを掛けたのかはすでにはっきりしている。
これをみたリア充は爆発すると書いてあるし、実際に効果もあるとのこと。
朝倉のお墨付きだ。


問題は見た奴 誰も爆発しなかったことだ。
今朝倉が制作者の胸ぐらつかんで首をがっくんがっくん前後に揺らしている。
今日も八雲商事は平和である。