□月 ●日  No2017 利用価値はばつぐんだ


幻想郷に仙人が量産されている昨今 いかがお過ごしでしょうか。
というのはさておきましてあの3馬鹿のお金を使い込んで今は博麗神社にしけこんでいる邪仙の話は
しておいたほうが良さそうなんで書いておく。


分かってはいますが、基本的に作ったものには維持費が掛かるので例のキョンシーを養うのは
並大抵ではありません。しかもパラサイト先の博麗神社ではまともに現金は手に入りません。
飯はあるのでそれで何とか食いつなぐことが出来ているという感じです。
一応博麗神社に納めるものはきちんと目録があります。するとすぐに在庫が早くなっていることに
気づくわけです。その理由がこのゾンビ製造元であるわけですね。


ちなみにこのゾンビ製造元ですが知識は豊富で色々なマジックアイテムを作っており
その手の筋の人間には重宝がられています。特に仙人になると発生する肉体の疾患を防ぐ手段は
現代の医療から見てもとても意義深いものであります。


一応怪しげな物を作ってマジックショップに卸していることが分かっています。
店主がエレンとか香霖ですから鑑識眼はあります。品質や精度がとても高いと評価していまして
それを売っては材料を買って、加工して売るを繰り返しているようです。
額も結構なものなのですが、なにぶん仙術は維持費が高い。たとえば、妖怪の山にいる方の
仙人は割と手広く副業を営んでおり、それで結構な屋敷を建てているとのことです。


彼女の名誉のために申し上げれば、彼女が邪仙になってしまったのは決定的なノウハウ不足です。
情報が足りずトライアンドエラーを繰り返していたため結果的に邪仙になるしかないのです。
まあ、仙人自身も自分と同じようになるノウハウなんて後世に伝えようだなんて思いませんから
当然のですよね。
実際スペルカードの研究が進んだのもここ50年程度の話なので仕方ないと思われます。


そんなわけですから彼女の研究が済むまで一応博麗神社にパラサイトしても問題なしという
結論に現在は至っている次第です。